【コラーゲン】元管理栄養士が伝えたいテレビの罠!【効果なし?!】
皆さんは食品や健康に関しての正しい知識を持ってテレビを観ていますか?
実は、テレビはビジネスになるようなことであれば真実ではないことも、あたかも真実であるかのように伝えてしまっているんです
さかまたが今の健康ブームの中で1番伝えたいのは「コラーゲン」ですね
先に結論から言いますと口からコラーゲンを入れても効果はありません
後で詳しく説明しますが、全く効果がないかと言えばそれは違いますが
それは普通のタンパク質の食品を口にするのとほぼ同じくらいの効果なので、「全く効果がない」とは言えないというだけです
●そもそも、この理論は中学2年生でも理解できる
コラーゲンは三大栄養素でも分類できるタンパク質と呼ばれるものです
タンパク質は食べると消化管を通って消化酵素によってアミノ酸へ分解され体内(血管内)へ入っていきます
もう分かりますね?
「タンパク質」であるコラーゲンは体の中へ入る際には必ず「アミノ酸」となりコラーゲンでは無くなるのです
アミノ酸はタンパク質をバラバラにしたもので
もちろんタンパク質の材料にもなります
なので、その材料からもう一度コラーゲンが作られる可能性はありますが、必ずしもその材料でもってコラーゲンになるとは限らないのです
コラーゲンがそのまま血管内に入るのであればそれはもうアレルゲンになってしまいます
よって「コラーゲンたっぷり」などと謳っている食品や、コラーゲン鍋、コラーゲンの塊を食べることによってお肌がツルツルプルプルになるというのは気のせいなのです
●なぜそのような勘違いが広まったのか?
これは完全に私の憶測になりますが
化粧品と一緒にして考えてしまう人が多かったのだと思います
化粧品など、皮膚へ直接与えるコラーゲンにはもちろん一定の効果はあるとされています
それと勘違いさせる為に誰かが「食事からもコラーゲンは取れる」と言い始め、見事に皆が騙されテレビショッピングなどでも平気で出回ることになったのでしょう
食事・健康のスペシャリストである私が言いたいのは
健康は常に「自分で守るべきもの」であり「おいしい話はまず疑いの目から入る」ことが大切であります
水素水やコラーゲン、野菜◯日分の〜、キャベツ◯個分の〜
これ全部科学的根拠が無かったり表示の罠だったりするんです
また余裕があれば少しずつ紹介します
正しい知識と疑いの目を持って自分の健康は自分で守っていきましょう!